南魚沼の郷土料理

きりざい

▼きりざい

昔、この地域の冬期に作られる納豆を、保存食の野沢菜漬を刻んでで量増ししたもの。今は色々なバリエーションがあります。

【レシピ】

●材料(4人分) 納豆    40g
野沢菜漬  170g
大根    300g
ごま    大さじ1

●作り方
1.野沢菜漬は細かく刻み絞る。
2.大根も細かく刻み、塩でもみ、水洗いして固く絞る。
3.納豆と野沢菜漬と大根とごまを混ぜる。

《ポイント》
かぐら辛つ子を入れると、爽やかなかおりとピリ辛で尚美味しいです。

南魚沼きりざいDE愛隊

鮎釣り

▼鮎釣りのポイント
南魚沼市の中心部を流れる清流魚野川、四季折々、色々な顔を見せてくれます。
早春は雪解け水を含み、豊かな水量で流れます。三月に入ると渓流釣りが解禁になり、県内外から「やまめ」「岩魚」を求めて釣り人が訪れます。
初夏から晩秋にかけては、夏の風物詩の鮎釣りが解禁になり、関東方面からも沢山の釣り人が鮎を求めて竿をだします。
コロコロと太った魚野川の鮎は、山から流れ込むミネラルを大量に含んだ水で育ち、釣り上げるとなんともいえないスイカの香りを放ちます。
魚沼漁業組合も魚類豊な魚野川を守る為に「鮎」をはじめ「かじか」「鯉」「うなぎ」「やまめ」等々稚魚を放流し、流域環境を保っております。
この豊かな魚野川が大好きです。

解禁日: 3月1日

魚沼魚協組合

棒だら煮

▼棒だら煮

昔、新鮮な魚の入手が困難なこの地域。乾燥させた助宗たらの煮付けは御馳走でした。今もお盆には欠かせない料理です。

【レシピ】

●材料(4人分) 棒だら(切り身) 100g
砂糖      50g
酒       大さじ2
みりん     大さじ2
酢       大さじ1
醤油      大さじ4

●作り方
1.棒だらはよく洗い、水を3回かえながら、一晩水に浸けて戻しておく。
2.鍋に戻した棒だらと、棒だらがかぶるくらいの水を入れ、強火で煮る。煮立ったら中火にして20分位煮る。
3.醤油以外の調味料を入れ弱火で30分煮る。
4.醤油を入れ30分弱火で煮る。

《ポイント》
最初から醤油をいれると固くなってしまうので、醤油は後から入れる。

越後もちぶた

▼和豚もちぶた

柔らかいお餅のような肉質で、甘みのある脂身が特徴。


畜産業: 有限会社山田畜産
販売店: 有限会社やまちく

こだわりそば

▼こだわりそば

ここ魚沼地方では「へぎそば」が有名だが、この流れは小千谷から中魚沼を通る信濃川沿いで、源流は信州なのか?麻織物に使われる「布海苔」を使う点は南魚沼地域でも同じようだが(全国的には特殊な部類とは)紬や縮などの織物産業と食文化が関わりあっている面白いれいではあります。
上越線の開業にあたりから話が違ってきたのか、修行に行った先の技術や流儀がいろいろ入り込んでなのか、お店によって様々なそばが提供されています。真っ白な更科系を出す店もあれば、かなり色黒で野趣豊かな田舎そばも。つゆの味や薬味も具も様々で、それぞれにお店の個性が感じられます。ちなみに、そばにわさびというのも最近になってからで、以前はもっぱら和からしや七味唐辛子が主流でした。
そばは昔は長野や北海道の産がほとんどでしたが、最近ではお米の転作作物として山沿いの地域で栽培が集約化されてきていまして、「地蕎麦」を提供する店も現れはじめました。生産、製粉、提供を一手に担う六次産業化を始めた生産組合も市内に存在しますが、逆にそば屋がそばの生産に踏み込んでいるという感じではないでしょうかね。
今後は秋の新蕎麦が出る頃に「蕎麦祭り」などやって地域のお店を巡って活気付けしてみる手ではないか、などと考えています。


萬盛庵本店